村娘於松の弟像

  作者 岸田劉生(1891〜1929年)  油彩 45.5×37.9cm
  岸田劉生は、38歳の短い生涯のうちにも、もっとも独創的な
  芸術的境地をつくりあげた近代日本の画家のひとり。
  静物画や人物像を得意とし、娘麗子の成長をみれる
  作品の数々は有名である。1918頃から22年頃にかけて
  数多くの於松が描かれ、同時代に娘の麗子も描かれている。
  確実な写実描写と適宜な装飾性がからみあい、村童の感じが
  十分に表現されている。その後の人物像でも時代が下ってくると
  劉生の東洋画指向がみられるようになる。