坐せる浴女

  作者 オーギュスト・ルノワール(1841〜1919年)  油彩 50.0×59.5cm
  ルノワールは1900年ごろから神経痛を病み、のちパリを去り
  南フランスのカーニュに移った。
  手足が不自由になり、車いすの生活になっても絵を描き続けた。
  「描くのと歩くのとどっちを選ぶかといえば、
  やはり描くほうが好きなんですよ」と語っていたという。
  彼は自然の中の裸婦群像を繰り返し取り上げて、
  そこに自然と裸婦の合一を見ようとしている。
  晩年、ますます豊潤な色面に満ち、描く悦楽があふれた。
  病の進展と時を同じくして、彼の芸術は開花していったともいわれる。