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学芸員コラムCOLUMN

2021年5月26日 更新 / 企画展について

岐阜ゆかりの作家展

緑が眩しい季節となりました!新型コロナウイルスの流行はまだまだ続きそうですね、、
当館でも引き続き皆様に安心してご利用いただけるよう、感染症対策を徹底してまいりたいと思います。

 


5/26(水)より企画展「岐阜ゆかりの作家展」を開催いたしました。本展では所蔵品より岐阜にゆかりある作家たちの作品を展示しています。

 

玉堂
愛知県生まれ、岐阜市で幼少期を過ごす。墨による伝統的な手法で、古来中国の神仙思想に基づく世界を描くと決まっていた山水画で日本の日常的な風景を描くという今までにない新しいスタイルを確立する。一貫して日本の自然風景を描き続け、花や自然に生きる動物なども情趣豊かに描いた。

・荒川豊蔵
岐阜県多治見市生まれ。昭和を代表する美濃焼の陶芸家で人間国宝に認定された。もともと画家を志していたこともあり、陶芸以外にも書や絵画作品を手がけている。
描かれている絵は日本三大桜の一つとして数えられている“薄墨桜”。樹齢1500年以上超える老樹で、つぼみの時には薄ピンク、満開になると白、散り際には淡い墨色になることからこの名で呼ばれている。

・前田青邨
岐阜県中津川市生まれ。梶田半古の下で学び、青邨の号を受ける。師の教えである「写生」「古画研究」を生涯制作の基盤とし、日本画古来の写生と装飾美の統合を図った独自の画風を確立した。歴史画を中心に肖像画、花鳥画など幅広く描き、日本画画壇を代表する画家として長年活躍した。

 

本企画展の開催期間は~8/30(月)まで!
6月には沙羅双樹の花の見ごろを迎えます。お庭との景色も合わせて、この機会に是非巨匠たちの作品群をご覧ください。